白い犬 アレックスとの暮らし

犬の森で学びながら繊細な犬の犬育てに奮闘中

犬が整うリードワーク

昨日は、犬の森リードワークのワークショップでした。

 

ブログを遡ってみたら、「犬の森」という学び舎の存在を知り、

初めてワークショップに参加したのは2023年9月でした。

 

alex-the3rd.hatenablog.com

 

このときは、毎日の散歩が怖くてストレスで、

ワークショップに参加後も、

 

「これでいいのだろうか」

「これで本当に変わるのだろうか」

 

と半信半疑で、見よう見マネで「リードワークの型」を実践していたのを覚えています。

 

でも、犬の森ブログで「行動の科学」を学び、

リードワークの型を学ぶうちに

 

少しずつですが、自分の「動きの癖」にも気づけるようになり

どう動けば、犬にとって不快になるのか

リードをどう持てば、犬にとって快適なのか

 

点と点が繋がりつつあります。

 

昨日のワークショップも

前回よりも、その前よりも理解が進み

そして新たに課題点が見えてきた、という感じです。

 

犬の森流リードワークは

 

一見、リードを引っ張っているかのように見えるけれど、ハーネスとリードを繋ぐナスカンは、背中には乗っていないし、

 

リード本体も背中に乗らないように、直線上に張っているけれど、引いてはいない。

 

わずかな張力を保ちながら、犬の動きに合わせて人間が動く。

 

自転車やバイク、人などとすれ違う時は、リードを静かに手繰り、

引っ張らないよう、背中の真上で犬の動きを留めておく。

 

こういった動きがスムーズにできるようになると

犬の動きもびっくりするほど変わってきます。

 

人間の思う「お利口さん」に変わるというわけではありません。

「人間社会」という制限された場所でも

「制限されている」と感じないように

 

生き生きとオフリードで歩いているかのように

外の世界を探索している感じでしょうか。

 

リード操作で犬に不快な刺激を与えないように

リードを付けていないかのように

「自由に散策している」と犬が感じれるように

 

でも、好き勝手動かないように

人間側が静かに動きながら

(犬を操作するのではなく)リード(と空間)を操作する

 

夏目先生のように

リードを持たれた犬が

 

軽やかに動き回りながら

興奮がどんどんおさまり

心身ともに整っていく、

 

そんなリードワークを目指して

 

そして、アレックスとの散歩が

もっともっと楽しくなるように

 

コツコツ練習しよう。

 

次回は7月16日(木)、小田原で開催です。

一般の方も参加できます。興味のある方はぜひ。

 

夏の間に腕を磨きます。

inunomori.diary.to

 



犬なしでグループウォーク(One Walk)

昨日はOne Walkで水元公園まで。久しぶりのワンウォークでした。

 

5月は仕事と子どもの学校行事で、

アレックスを連れてワンウォークに行けたのは

ゴールデンウィークの小田原だけ。

 

昨日は、犬なしで、普段気付けていない点にも気付けたので、

忘れないうちにブログに書き留めておこうと思います。

 

小型犬のリードを持たせてもらう機会がありました。

 

そこで夏目先生がいつも言っている

「リードの張りが緩んだら、犬は戻ってくる」という言葉を体感できたんです。

 

相手犬への吠えかかりのときに、ふっとリードのテンションを解除したら

犬がすーっとこちらに戻ってくる不思議!

 

「これか!」と目から鱗でした。

 

吠えた後に戻ってきた場合は、「注目」という報酬になり吠えの強化に繋がりかねないので、犬とは目を合わせません。

 

昨日の学びで、アレックスとの接し方についても、深く振り返るきっかけになりました。

 

大型犬の吠えは、50m先の人も怖がらせてしまう破壊力があるので

狭い道でアレックスが吠えそうになると、私はいつも必死。

 

吠えないように、ハーネスの背中ハンドルをグッと握って

まずは行動のブロック。

 

今は、唸る前の突進をブロックすれば

ほとんどの場合は、そこで留まってくれます。

 

でも、その時の握りしめる力を緩めるのが

いつも数秒遅いのが気になっていました。

 

周囲の人を怖がらせないように、つい体に力が入りがちだけど、私自身も力を抜く「癖」をつけていかないといけない。

 

そうすることでアレックスも「背中の不快感」がなくなって、「安心して」正気に戻れる、と昨日は改めて反省。

 

とてもとても奥深くて、なかなか「できた!」とならないけれど、3年前とは別の犬のように穏やかになったアレックスを見ていると、

 

自分の癖に気づいて、もっともっと腕を磨かないとなぁと思いました。

 

 

行動を直すのではなく、感情を整える

一年前、夏前の横浜でのOne Walk(グループウォーク)で

 

パニックになって手に負えなかったアレックス。

 

トリーツを手に握り、アレックスの鼻に追わせ

ポーンっと離れた場所に投げて

アレックスに取りに行かせる、という狩ごっこを

夏目先生が何回かしてくださり、ようやく正気に戻った、ということがありました。

 

それ以外でも

パックから少しでも離れるとパニックを起こして

突進やキャンキャン吠えになりがちでした。

 

当時の私は

その行動が起きてしまったら、

突進しないように、リードを固く握り

自分が転ばないようにするので精一杯。

 

「リードワーク」の存在も頭から消え去ってしまうくらい必死でした。

 

でもそのパニックが起きて以来、

 

アレックスの突進は、

感情が整っていないときに起きる、ということが

少しずつわかってきました。

 

よく考えたら人間の私たちも全く同じ。

 

パニックになっているときは

冷静に判断できず普段しないような行動に出てしまうこともある。

 

なのでこの一年、意識したのは、アレックスの感情を整えること。

 

感情を整えるには、「固有受容感覚」や「神経を整える」ことも大事だ、

ということも犬の森で知りました。

 

固有受容感覚というのは、

 

自分の手足の位置や動き、

どのくらい力の入れたら、いいのかという

力加減などを感じることができる感覚のようです。

 

狭い道幅を車で曲がるときの

車幅感覚がわかる、そんな感覚に近いのかな?

 

トレーニングじゃありません。

 

身の置き場がわかる(自分の体の動かし方がわかる)と

感情も整ってくる

 

アレックスは4歳半ですが、アレックスを迎えて3年目でやっとそのことがわかってきました。

 

日々、やってきたことは

色んなトリックやゲーム。

 

強すぎる刺激に遭遇して感情が乱れたときも

オヤツをばら撒いたり

トリックをしたりしました。

 

色んなトリックができるようになると

アレックスも自分の体をどう動かせばいいのかが

わかるようになり、

 

それが自信につながっているようにも感じます。

 

だからちょっと乱れても回復が前より早くなってきました。

 

犬も人間と同じ。

訓練ではなく、感情を整える

 

それを学ぶことができる、犬の森という場に出会えて本当によかったと感じています。

 

ネモフィラが満開で綺麗でした

お友達の水飲み場がホームのよう

思春期同士(同志?)と。心の中は踊っていたけれど写真が撮れなかったので、お仲間が撮ってくださって本当に嬉しい。

 

犬同士の挨拶

先週末は小田原One Walkでした。

 

アレックスの突進に、毎度のOne Walkで燃え尽きていた2年前ですが、

 

  • リードワーク
  • 閾値を超えない環境づくり
  • 衝動を抑えるインパルス・コントロール
  • 行動のブロック&介入

もう少しあるかもしれませんが、一つ一つ意識し続けた結果、徐々に、でも確実に変わってきたアレックス。

 

訳わからず突進、というのが少なくなり、周りが見えるようになってきました。

 

SNSで話題になるような、スリップリードを用いての「劇的ビフォーアフター」ではなく、もっと穏やかに、アレックスの内面から変わってきたというか

 

アレックス自身が、「頑張らなくていい」「気を張らなくていい」、そう感じることができるようになってきたのかな、と感じています。

 

この動画は、お友達のセントバーナードの子との挨拶の場面。

 

youtu.be

 

ブルブルっていうシェイクオフだったり

地面の匂いを嗅いだり

色んなカーミング・シグナルも出ていて、

 

見直すと面白いですが、挨拶の仕方も勉強になります。

 

夏目先生からお借りした、犬のボディ・ランゲージの本によると、

 

このお友達の挨拶は、直線的にお尻に行かず、鼠蹊部を嗅ぐのは礼儀正しい挨拶のよう。

 

本によると、尻尾や後ろ足も見るポイントだそう。

 

匂いを嗅がれている犬の尻尾が逆立っていたり、反対に、脚の間に挟まっていたり、後ろ足が下がっているようであれば

 

それは、犬からの「やめて。後ろに下がって」のサイン。

 

アレックスは、普段の散歩では、通りすがりの犬同士の挨拶はしません。

犬のことを分かっていなかった頃は「挨拶させないといけない」と思っていたので、

 

挨拶した後に、急に吠え出すアレックスを見て落ち込んだりしていました。

 

でもあれは、アレックスの「やめて。近いよ」というサインだったんです。それをわからなかった飼主、大反省です。

 

無理に距離を詰めて、犬が緊張状態にあるパックウォークと違って、

 

犬の森ワンウォークは、お互いに心地よい距離を保って歩きます。

 

挨拶も無理にはさせません。自分の犬が近づきたくても、相手犬が距離が必要な子であれば、木になり、一歩も前に出さない。

 

でも、動画みたいに自然に近寄って挨拶することもあります。

お互いに緊張していなくて、尻尾も緩くフサフサと揺れている。

 

叱らない、お互いの犬の様子を見ながら、犬同士のコミュニケーションを尊重する、犬の体の動きを制限しないリードワークを実践する、

 

そういう土台があってこそ、人や犬、両方にとって安全で安心できる環境ができるんだと、改めて感じています。

 

どんな良い匂いがするのかな?

 

エンリッチメントと刺激

昨日は小田原ワンウォークでした。

 

今回はたくさんの犬が集まる回で、
いつもとは少し違うルートへ。

 

散歩トレーニングだった頃から参加し始めて、
気づけば2年ちょっとになります。

 

アレックスのように反応しやすい犬にとって、

多くの犬が集まる場は、とても大きな刺激。

 

最初の半年(正直に言えば一年以上...) は、お仲間への吠えや飛びかかりもあったり、突進もすごくて、

 

みんなで集まる場が体力的にもしんどく何度も挫けそうになりました。

 

それでも、ワンウォークでの刺激に対してアレックスが大きく反応して

私が振り回されているのに反比例するように、普段の散歩はどんどん穏やかに。

 

ただ、昨年の夏前のワンウォークで、

アレックスが完全に我を失い、

パニックのまま、あっちこっちに突進してしまう出来事がありました。

 

日常の散歩は落ち着いてきていたぶん、

「穏やかになってきた=もう大丈夫」と

どこかで思っていた自分もいたのかもしれません。

 

でも実際には

ワンウォークのように刺激が重なる場では

閾値を超えてしまうこともあり

 

それが自分のリードワークや立ち振る舞いが原因だったとは

わかっていなかったのかもしれません。

 

このワンウォークをきっかけに

閾値を超えないようにアレックスの心を整えたり

アレックスが自分自身で回復すること


そのためのエンリッチメントが、
どれだけ大切かを痛感して

 

それ以来、エンリッチメントを

日々の暮らしの中でも意識して取り入れるようにしてきました。

 

「エンリッチメント」は、動物の暮らしを向上させるために

動物が置かれている環境を豊かにすること。

 

アレックスの場合、以前は

 

「刺激が大きい場=パニック」

 

この負のサイクルになっていました。

 

以前の私であれば「刺激が大きい場」は回避一択だったと思います。

 

でも、日々の散歩前・散歩中・散歩後に

トリックを練習したり、オヤツを地面に投げて「狩ごっこ」をしたり

 

そういう感覚エンリッチメントや

採食エンリッチメントを日常的に取り入れることで

アレックスもパニックになる前で

「我に返りやすく」なってきた気がします。

 

ワンウォークに出るだけで犬が変わるのではなく、

 

日々の学びや取組みがあってこそ、

ワンウォークのように刺激の大きい場でも

優しい手や、犬の仲間の存在、

そうした相互作用の中で犬が自然と変化していくのだな。

 

犬だけの変化ではなくて、

飼い主が学びを通して、

自分の犬や、周りのペアと共に成長する時間でもある。

そういう意味でも犬の森は

 

私とアレックスにとって「ホーム」になってきたと感じています。

お仲間が撮ってくれた、お気に入りの写真。みんなが帰ってくるのを待つ私とアレックス

 

犬の社会化とワンウォーク

気がつけば、3ヶ月ぶりのブログでした。

 

昨年、自分の散歩中のリードワークを見るためにアクションカメラを買ったのですが、SNSに動画投稿を試みたりしていたりしていたら、

 

ブログまで気が回らなくなってしまっていて^^;

 

それに加えて、

散歩中のアレックスの吠えが

たまに閾値を超えかかることはあっても、ほとんどと言っていいほどなくなり

「大きな悩み」と感じることも、だいぶ減ってきたのかもしれません。

 

とはいえ、ブログを書いていない間も

毎日、トリック練習やリードワークの練習は続けています。

 

昨日の水元公園One Walkには、アレックスなしで参加しました。

 

正直なところ、最初は、「パックウォークは犬を連れていってこそ犬の社会化に繋がる」そう思っていました。

 

でも、犬なしで参加してみると、

犬がいたら気が付かなかったことが

たくさん見えてくることに気づきました。

 

それ以来、参加できる時は一人でも参加するようにしています。

 

犬の森One Walk(パックウォーク)は、

自分のペアだけでなく、周りのペアにも配慮して歩きます。

 

私とアレックスもそうでしたが、最初は本当に自分のことで精一杯。

 

犬を見たらその犬に向かって突進。

オヤツを食べている犬を見たら、そこへ突進。

 

私もアレックスに振り回されて、
周りのペアのことが、全然見えていませんでした。

 

何度となく周りの子をびっくりさせてしまい

帰りは運転しながら落ち込んだりも。

 

それでも穏やかな時間を過ごせていたのは、
周りの先輩ペアたちが配慮し、見守ってくれていたからだと今なら分かります。

 

犬の学びを続けていき、

少しずつ周りが見えるようになってくると

 

距離を必要とする犬には不躾に近づかないよう意識するし

犬の方も、相手犬の方へ突進せずに距離を取りながら歩くようになる。

 

そんな選択が犬自身も自然とできるようになってきて、

お互いの社会化に繋がるんだなぁとパックを見ていると感じます。

 

犬を見たら「犬だ犬だ!」と近づいていたアレックスも

「行かせてはならない時には行かせない」を徹底していたら

 

少しずつ自分から距離を取れるようになってきました。

 

犬の森では、犬同士の挨拶は基本的にNG。

 

無理に挨拶をさせて、吠えたら首に刺激を入れる、

そんなトレーニングが今の犬の世界では当たり前に行われているけれど、

 

わざわざ犬が困って吠えてしまう環境をつくらずに

自分で距離を取り、自分を落ち着かせる術を犬自身が身につける

 

それを手伝える飼い主でありたいし

先輩ペアのように、周りに配慮できるペアでありたいなぁ、

と改めて感じたワンウォークでした。

トンネルの出口が一瞬見えた?

昨日は小田原でOne Walk(グループウォーク)でした。

 

前のブログでも書きましたが、

アレックスの今の課題は2つ。

 

1. パックの1人(犬)が先に行ったり離れたりした時の、

「待って!」という突進。

 

2. オヤツをばら撒いて探す時に

他のペアのところへ

「ボクも欲しい!」という突進。

 

alex-the3rd.hatenablog.com

 

この突進が出ても、興奮を上乗せしないように

しっかり止めて、

同時にリードの送り出しで閾値を超えないようにする。

 

これを今回はいつも以上に頑張りました。

 

案の定、お友達ワンコが先頭に立ち、足早に歩き出すと

アレックスも「待って待って!!」と突進。

 

下手するとそのまま前につんのめって転ぶ勢いです。

 

それをしっかり止めて

その場でアレックスと2人でオヤツをばら撒いてノーズワーク。

 

オヤツ探しが終わりそうな頃に

「(残りの)みんなはどこかな?」

「夏目先生、どこにいるかな?」と

 

後方組へ誘導。

 

それでもまたすぐに「先頭組に置いていかれる!!」と

突進しそうになるので

 

またばら撒き→みんなのところへ誘導

 

....を繰り返しました。

 

先頭組が完全に見えなくなってしばらく経って

急に突進が止み、匂い嗅ぎを始めたアレックス。

 

そして後ろを振り返り、みんなが来ているか確認。

 

その度に「みんな来てるね」と声がけ。

 

ワンウォークが参加して初めて、本当に初めて

突進することなく目的地まで行くことができました。

 

先頭から外れても、置いていかれるわけではない。

 

みんないるんだ、って少しわかってくれたのかな?

 

トンネルの出口が一瞬見えた?気がしました。

 

次回はうまくいかないかもしれない...

でもアレックスの行動をもっと観察して試行錯誤してみよう。

 

 

ワンウォークに参加するにあたってのお約束ごとは

「距離感」を大事にすること。

 

リード付きでの挨拶もしないし、

近寄りすぎたり

叱ったりもしない。

 

それぞれがお約束ごとを守るからこそできる

 

犬にとっても人にとっても優しく穏やかな時間。

こんな場は、アレックスのような繊細さんにとっては

 

本当にありがたいし、

 

私もその空間を一緒に作れるように

ハンドラーとしての腕をあげていこう。

この幸せそうな顔!