「犬との関係を築く」
これはトレーナーさんにもずっと言われていることだけど、ここ最近ようやくその意味が分かってきた気がします。
つい最近まで、「呼び戻したら戻ってくる」ことにフォーカスして呼び戻しの練習をしたりしていたけど、そこじゃないんだよなぁ。と最近ようやく思えるように。
アレックスが、私の所に戻っていきたい。私の元であれば安心できる。戻ったらいいことがある。っていう風に思えるように、戻ってきたらオヤツをあげるのもだし、日頃からの関係を作っていかないといけない。
他の犬への吠えが急に出てきて、私一人の力じゃ抑えきれなかった10ヶ月過ぎ、罰しないトレーニングで本当にいいのだろうか、と自信をなくしてしまってた頃、強制訓練にいかなくて良かった、と心から思う。
強制でも大丈夫な子はいるかもしれないし、現にもの凄くお利口さんな子も沢山いて羨ましいけれど、アレックスは向いていないだろうなぁ。
11歳娘に、ちょっと注意口調で何かを言うと、声のトーンで察してクレートにそそくさと隠れるくらいの繊細さんだものな。
仮に私が厳しい躾をしたとしたら耳ペッタンになってクジラ目(上目使い)になるのは想像できる。
トレーナーさんはいつも散歩の時に声を掛けてくれて、アレックスが平和に歩けるような環境作りを手伝ってくれている。
そうじゃない時間は、トレーナーさんに教わったこと、犬の森で学んだことを消化できるように実践あるのみ。
生き物と暮らすって本当に奥が深く、難しく、でも楽しい。